４．血糖動揺性の激しさを示唆

HbA1cが一見良好であっても、1,5-AGが10μg/ml以下では、血糖の変動が激しいことが示唆される。




Dungan KM et al.: Diabetes Care 29, 1214, 2006

同じようなHbA1cでも血糖の変動（動揺性）が激しいと、glucose spikeに応じて1,5-AGが比較的低値（悪化）をすることが知られていた。
（Metabolism 41, 862 (1992), Diabetes Care 18, 1156 (1995), Lancet 347, 1514 (1996)）

連続皮下グルコース濃度測定器（CGMS）を用いた結果、同様なHbA1cレベルにおいても、血糖動揺性が強い例（下段）では、1,5-AGが相対的に低値となることが実証された。

この図から見ても、例えば食後血糖2時間値を確定することは非常に困難なことが判明する。


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