10.低血糖と1,5-AG

HbA1cは低血糖が多いと低下をきたすが、1,5-AGは影響を受けない。

したがって、HbA1cが1,5-AGに比し相対的にかなり低値の場合には低血糖の存在も示唆される。

HbA1cが4%台であるにもかかわらず、1,5-AGが十分改善していない例などでは特に注意を要する。

1型糖尿病では激しい血糖変動のため、HbA1cが5%台でも1,5-AGは1~2µg/mlにしかならないことがよくある。
しかし、強化療法やCSIIがうまくいくと、低血糖が増すことなく、10µg/mlにまで改善し得る。




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